女子で強打の宮部藍梨(2年)を擁する金蘭会(大阪)が、京都橘とフルセットの接戦の末に2-1で勝ち、ベスト4に進出した。準決勝では柏井(千葉)を破った八王子実践(東京)と対戦する。9日の準決勝から5セット制で争う。

 金蘭会は、宮部の復調とともにチームも息を吹き返した。準々決勝の京都橘戦は第1セットを25-18であっさり取ったが、続くセットは24-26。第3セットでは、腰痛から回復しつつある宮部はブロックを4本決めて本領発揮。特に20-11から2連続でブロックを決め、試合を決定づけた。宮部は「今日の出来は78点です。昨日が75点だったので、サーブが決まってたから3点プラスして78点です」。池条監督は「宮部は腰の状態が心配。それでもレシーブで頑張った。格好は悪いが、食らい付く気迫が出ていましたね」と話した。