世界ランク6位で第6シードの錦織圭(25=日清食品)のマスターズ大会初優勝は王者に阻まれた。同1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)との決勝は3―6、3―6で敗れた。

 ジョコビッチは今大会3連覇で6度目の優勝。マスターズ大会の優勝回数は単独最多の28度目となった。

試合後、握手する錦織(左)とジョコビッチ(AP)
試合後、握手する錦織(左)とジョコビッチ(AP)


錦 織03-6
3-6
2ジョコビッチ

第2セット


   101112
錦 織          3
ジョコ       6

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

第9ゲーム 40-40からジョコビッチのリターンがアウト。決めにかかりたい錦織だったが、足の影響もあるのかダブルフォールト。ラケットを叩きつけて、思うようなサーブが打てない自らにいら立ちを見せる。2度のチャンピオンシップポイントをしのぐが、最後は錦織のショットが乱れ、ジョコビッチがブレークで勝利し大会3連覇を達成

第8ゲーム コートに立った錦織だが左足の影響もあってか、左右にボールを振るジョコビッチのショットについていけず。ジョコビッチがラブゲームでキープ

第7ゲーム 40-40から錦織がサーブを放った直後、動きが止まり左ひざを気にする素振りを見せる。何とか錦織がキープするが、その後3分間のメディカルタイムアウトを要求。トレーナーによる治療を受ける錦織が顔をしかめる場面も

第6ゲーム 何とかリズムをたぐり寄せたい錦織だが、勝負所で隙を見せないジョコビッチが3連続ポイント。最後もジョコビッチの鮮やかなバックショットに錦織が動けず、ジョコビッチがキープ

第5ゲーム 30-15からラリー戦を制して40-15に。最後はジョコビッチのリターンが外れて錦織がキープ。錦織は小さくガッツポーズを見せる

第4ゲーム 錦織がリターンで連続ポイントを奪うが、ジョコビッチも3連続ポイントで主導権を渡さず。ジョコビッチのサーブに錦織も食らいつくが、40-40から連続ポイントを許しジョコビッチがキープ

第3ゲーム 40-15からジョコビッチの粘りにあい40-40とされるが、連続ポイントを奪った錦織がキープ

第2ゲーム 錦織がラリー戦に持ち込むが隙を与えないジョコビッチがキープ

第1ゲーム 錦織が連続サービスポイントを奪うもジョコビッチも譲らず30-30に。そこから長いラリー戦を連続で制したジョコビッチがブレーク

ジョコビッチのショットを返す錦織(AP)
ジョコビッチのショットを返す錦織(AP)
錦織のショットを返すジョコビッチ(AP)
錦織のショットを返すジョコビッチ(AP)

第1セット


   
錦 織      3
ジョコ   6

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

第9ゲーム ラブゲームでジョコビッチがキープして第1セットを先取

第8ゲーム 15-40とされた錦織が1度はしのいだが、最後はリターンがミスショットとなりジョコビッチが再びブレーク

第7ゲーム ジョコビッチのサーブの乱れもあり15-40と錦織がリード。最後は会心のバックハンドのリターンエースが決まり錦織がブレークバック。錦織は拳を握りしめ喜びを表す

第6ゲーム 40-40から錦織が連続ポイントを許しジョコビッチがブレーク

第5ゲーム 40-0から錦織のリターンがネットにかかり、ジョコビッチがラブゲームでキープ

第4ゲーム 30-30から連続サービスポイントで錦織がキープ

第3ゲーム リズムに乗ったジョコビッチがラブゲームでキープ

第2ゲーム 錦織が積極的に前に詰めるがパッシングショットを決められ0-15とされる。その後もダブルフォールトを犯した錦織に対し、優勢に進めたジョコビッチがブレークバック

第1ゲーム 日差しは弱く、雲に覆われた天候の中、ジョコビッチのサーブで現地時間午後1時過ぎに試合開始。錦織はリターンがアウトとなり15-0とされるが、長いラリーを制し15-15に。その後3連続ポイントでいきなり錦織がブレーク

試合前、肩を組む錦織(左)とジョコビッチ(AP)
試合前、肩を組む錦織(左)とジョコビッチ(AP)