バドミントン男子シングルスでリオデジャネイロ五輪のメダルを期待された桃田賢斗(21=NTT東日本)が、12年ロンドン五輪代表の田児賢一とともに東京・錦糸町の違法カジノ店で賭博をしていたことが発覚した。

 ◆バドミントンの賞金と助成金 世界ツアーなどで獲得した選手の賞金は、世界バドミントン連盟を経由して日本協会に振り込まれる。日本協会は年度で区切り、賞金を獲得した選手が所属する都道府県協会に「用器具補助費」との名目で、1割の手数料を差し引き、残り9割を振り込んでいる。その金銭は都道府県協会から選手本人に渡されるか、所属企業に渡されるかは協会によって異なる。

 また、日本スポーツ振興センター(JSC)のアスリート助成金として、JSCが指定したトップアスリートには年240万円、ユースアスリートには同90万円が選手に強化費として支払われている。日本協会には、JSCからJOC経由で強化の助成金として年額1億円が振り込まれているが、こちらはあくまで協会の強化費であり、個人には渡らない。