決勝の後半2種目が行われ、個人総合でリオ五輪代表の皆川夏穂(19=イオン)は合計68・215点の8位で終えた。

 皆川は10日の決勝1日目の演技では落下ミスが相次ぎ得点を伸ばせず12位だったが、最終日に調子を取り戻した。クラブでは軽快にミスなく演技して17・966点をたたき出し、リボンでも17・333点を記録した。

 「昨日は2種目ともミスして悔しい気持ちだったが、今日は自分を信じてやりきると考えていた」と振り返った。今大会は五輪後初の国際大会であると同時に皆川にとって今季の最終戦。目標に掲げる東京五輪出場に向けて第1歩を踏み出し、「絶対にメダルが狙える位置まで3年間やっていきたい」と話した。

 イオンからは他に河崎羽珠愛(うずめ、18)とジュニアの大岩千未来(ちさき、15)が出場。河崎は合計65・482点の13位、大岩は60・466点のジュニア部門7位で終えた。河崎は「目標は20年東京五輪に出場することです」と力強く語った。大岩も「これからもっと練習を重ねて東京五輪を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

 個人総合優勝はリオ五輪金メダルのマルガリタ・マムン(ロシア)だった。シニア2人とジュニア1人の合計点で争うクラブ対抗はマムンが所属するガスプロム(ロシア)が17連覇を決めた。イオンは5位だった。