ショートプログラム(SP)で5位と出遅れた紀平梨花(14=関大KFSC)はフリー118・74点の合計178・60点で3位に入った。
前日28日に挑戦を示唆したトリプルアクセル(3回転半)と3回転トーループの連続ジャンプには、トリプルアクセルの転倒でたどり着けず。国際スケート連盟公認大会で成功者のいない“世界初”の大技は、次戦以降に持ち越しとなった。
不安のまま臨んだ本番だった。演技前の6分間練習でトリプルアクセルが1度も成功せず。それでも冒頭に挑戦したが、転倒してしまった。「挑戦するのは当たり前。(直前の)練習でできていなくても、できる可能性があったので残念です。きちんと降りられるように練習したいです」。緊張から膝が震える感覚があったといい、本来の演技を見せることができなかった。
成功すれば“世界初”となる3回転トーループとの連続ジャンプは「直前まで(トーループを)付けようと思っていました。(練習で)確率を上げて、確実に決められるようにしたい」とキッパリ。日々の鍛錬により「トリプルアクセルは確実に跳べてきている。トリプルループ、トリプルルッツぐらいの感覚で降りられるようにしたい」と、今の紀平は3回転半を決めることが目標ではない。“世界初”の大技成功と、ジュニア日本一の座へ。ほろ苦い経験を糧にする。


