フィギュアスケート男子で世界選手権王者の羽生結弦(ANA)が26日、千葉市の幕張メッセで始まったアイスショーに出演し、冬季五輪連覇に挑む来季のショートプログラム(SP)に使うショパンのピアノ曲「バラード第1番」を初披露した。

 冒頭の4回転ループで回転が抜けたが、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転-3回転の2連続トーループを決めて魅了した。

 2014~15年シーズンから2季連続SPで演じた曲で、15年12月のグランプリ(GP)ファイナルで世界歴代最高の110・95点をマークした。一つの曲を通算3シーズンも用いるのは異例だが、所属先の城田憲子監督は「勝負の年。4年間で一番いい作品をやるべきだと思う」と話した。

 世界選手権2位の宇野昌磨(中京大)も来季のSPの演目に決めたビバルディの「四季」の「冬」を滑り、16年世界ジュニア女王の本田真凜(大阪・関大高)は新しいエキシビションの曲で華麗に舞った。