次は第22シードのストリコバが相手。ツアーでは2年前の東レ・パンパシフィック・オープン1回戦でストレート負けして以来2度目の顔合わせとなるが「今の私はあの頃よりいい選手になっている」と自信を持つ。前日には一緒に練習した仲のストリコバからはなぜか「新幹線」とあだ名をつけられた。「大阪」にかけたのか、サーブの速さに例えたのかは分からないが、既に女子テニス界に強烈な印象を残していることだけは確かだ。最速200キロを超える“新幹線”サーブも、芝では大きな武器となるに違いない。

 この日の勝利で4大大会全てで白星を挙げた。昨年の全豪で予選を勝ち上がり4大大会本戦初出場。3回戦まで進むと全仏、全米でも3回戦に進出。一気に世界へ飛躍するきっかけをつかんだ。しかし、今年は壁にぶち当たっている。昨年の4大大会では必ずシード選手を破ったが、今年は全豪、全仏と2連敗。次こそ新幹線の名付け親、シードのストリコバを超特急サーブで撃破する。【吉松忠弘】

 ◆WOWOW放送予定 5日午後7時半から。6日午前0時から、ともにWOWOWライブ。生中継。男女シングルス2回戦ほか。