2季目の開幕戦で、昨季王者の栃木ブレックスがシーホース三河に快勝し、連覇へ向け白星発進した。

 栃木は第1Qこそ8点のリードを許したが、第2Q開始から新加入のセドリック・ボーズマンの活躍などで連続10得点を挙げ一気に逆転。第3Qには、主将の田臥雄太が、連続得点の後、針の穴を通すようなパスで遠藤祐亮の得点をアシストし、勝利への流れをつくった。また、2年目のガード生原秀将が要所で得点を挙げるなど、第4Qでは22点差までリードを広げた。優勝した昨季から監督が代わり、エースの古川が沖縄に移籍。開幕前には故障者も続出したが、自慢の堅い守備で、三河のパスミスやシュートミスを誘い、終わってみれば快勝だった。終盤には新加入の選手4人をコートに送り込む余裕の戦いを見せた長谷川新監督は「出だしの攻撃が悪いのはうちの課題で、8点差は想定内。選手が守備に集中して、粘り強くいいプレーをしてくれた。私にとっては大切な日になりました」と笑顔で話した。また、敗れた三河の鈴木貴美一監督は「第2、第3Qで守備が悪く、リバウンドも取れなかった。何でこんなにリバウンドが取れないのかな」と首をひねっていた。