Bリーグ2部(B2)東地区2位の山形ワイヴァンズは明日7日に西地区1位のライジングゼファー福岡とホーム開幕戦を戦う。敵地で開幕を迎えた前節は奈良と対戦し、1勝1敗のタイに終わった。5日、山形・山辺町内で練習を行った佐藤正成主将(26)は「1戦目は守備から攻撃へいい流れで戦うことが出来たが、2戦目は相手の得点源に対するマークを徹底できなかった」と振り返る。2戦目は昨季まで仙台89ERSでプレーしたチリジ・ネパウエ(28)に29得点を決められ、終盤2点差まで迫ったが及ばなかった。

 それでも、2試合で157得点と攻撃面では結果を残した。今季の戦いぶりを佐藤は「守備は昨季で手応えを感じているが、より体を張って守ること。攻撃はボールを動かして、良い形で精度の高いシュートを放つこと。まだまだ修正点はあるが、やりたい形は見えている」と自信を見せる。

 開幕直前に新外国人選手が退団した昨季に続き、今季も新加入のジャスティン・レイノルズ(28)が双方合意の上で退団した。ジョセフ・クック・エグゼクティブコーチ(32)は「今のメンバーで一丸となって戦うこと。お互いのコミュニケーションがより重要になる」と話し、佐藤も「本来は起きて欲しくない出来事だが、マイナスには捉えていない。前を向いて進んでいく」とハプニングを乗り越えてB1昇格を目指す。