B1新潟アルビレックスBBは4、5日の第7節、富山グラウジーズとアウェー(富山県総合体育センター)で対戦する。スモールフォワード(SF)池田雄一主将(34)が通算500試合出場にあと「1」。前節川崎戦の2戦目(10月28日)に難敵から初白星を挙げた勢いで、自らのメモリアルを連勝で飾る。

 プロ入り12年目で迎える節目を前に、池田は主将らしく周囲への感謝を言葉にした。「ここまで来られたのは、体のケアをしてくださるトレーナーのおかげです」。そして「500試合は通過点」と目の前の富山戦に集中する。

 川崎との2戦目に72-70で競り勝った。旧JBL時代から未勝利だった強敵から初勝利で、池田は13得点。3点シュートは3本成功した。「庄司(和広)監督から『自信を持って打て』と言われた。積極的に打てている」と調子は上向きだ。

 ここまで新潟は5勝6敗で中地区3位。11試合中9試合が10点差以内と接戦を続けている。池田は「内容はいいが、勝ち切れていない試合もある。競った試合はものにしないと。連勝を伸ばしたい」と言う。500試合出場を達成し、連勝を「3」にして新潟に帰還する。【斎藤慎一郎】

 ◆池田雄一(いけだ・ゆういち)1983年(昭58)7月13日生まれ、燕市出身。新潟商1年のときに全国高校総体優勝、東海大4年ではインカレ優勝を経験。06年のbjリーグドラフトで新潟に入団。今季、主将を務める。191センチ、93キロ。背番号32。