アメリカンフットボールのトップリーグ、社会人の「Xリーグ」は明日11日からトーナメントに突入する。リーグ戦を6戦全勝の総合1位で突破し、2季ぶりに日本一奪還を目指すパナソニックを筆頭に、同2位の前年度王者・富士通、昨年の9位から3位に上がったノジマ相模原ら強豪が出そろった。決勝は12月18日の「ジャパンXボウル(JXB)」(東京ドーム)。優勝チームは来年1月3日の「ライスボウル(RB)」(同)で、学生王者と日本一を争う。

 オール三菱がワイルドカードプレーオフで、アサヒビールを破って初の8強入り。立役者のQB斎藤に準々決勝でも期待がかかる。パスとランに加え、第4ダウンギャンブルと見せての絶妙なパントもある。パナソニック戦を前に斎藤は「1対1では勝てない。組織で準備してやる」と総力戦を誓う。林HCは「相手は全勝できているが、そこが盲点。実力差はあるが、苦手意識はない」と番狂わせを思い描いている。