F1第19戦ブラジルGPの2回のフリー走行が行われ、前戦メキシコで今季の王座獲得を決めたルイス・ハミルトンが2回ともにトップタイムを記録。2004年にルーベンス・バリチェロが記録したコースレコードを0・6秒も塗り替えて1分9秒202の新記録を樹立した。

 マクラーレン・ホンダ勢は前戦メキシコに投入しストックしておいた新品に近いスペック3・8で臨み、フリー走行1回目ではストフェル・バンドールンが8番手、フリー走行2回目ではフェルナンド・アロンソが10番手につけた。

 セッション途中でアロンソが「ディプロイメントが効いていないようだ、エンジンが何かおかしい」とピットに戻る場面もあったが、これは吸気系のパーツに緩みがあったためで、メカニックの作業によって数分でコースに戻ることができた。セッション終盤にもアロンソは同じような症状を訴えたが、こちらはエネルギー回生のセッティングの違いによるものでトラブルではなかった。

 「FP-1ではサスペンションに問題があり、FP-2ではエンジンの過給圧の問題があった。そのせいで予定していたプログラムは全てこなすことができなかったけど、重要なものを優先して進めてその結果には満足しているよ。中団勢のタイムはかなり接戦だから、明日に向けてセットアップをチューニングしてどうなるかだね。Q3進出を争うライバルは多いけど、僕らもその候補の1人だ」(アロンソ)

 ホンダの長谷川祐介F1総責任者は次のように説明した。

 「インテークダクトが外れてしまって、少しエアが漏れてターボで十分に過給されないような状態になっていましたが、パーツを交換して解決しました。最後のはフェルナンドが(回生の)セッティングの違いを感じただけで、パワーユニット問題があったわけではありませんでした。(結果については)実力通りに走れば10番手以内には入れると思っていますから、驚くこともガッカリすることもありません。いずれにしてもまだ金曜日ですから、明日以降どうなるかは分からないと思いますが、2人ともまだクルマに100%満足しているわけでもありませんから、明日に向けてはまだまだやりようがあると思っています」(米家峰起通信員)