トランポリン世界選手権でメダルを獲得した男女メンバーが14日、ブルガリアから羽田空港に凱旋(がいせん)帰国した。

 五輪種目である女子個人で銀メダルに輝いた岸彩乃(25=金沢学院大ク)は、「現地でもうれしかったのですが、帰ってきて、たくさんの報道の方に集まっていただき、周囲の方からもたくさん連絡をいただき、あらためてメダルを取ったのだと実感しました」と話した。昨夏のリオ五輪代表を逃した後、進退について「もやもや」悩み、同年11月の全日本選手権後では準決勝で敗退した。その時、「このまま続けてもダメだ。どちらか決めなくては」と20年東京五輪を目指すことを決断した。「満足せずに、この成績以上のものが出せるように、1年1年積み重ねていきたい」とさらに前を向いていた。

 女子シンクロナイズド銀の森ひかる(18)、高木裕美(17=ともに金沢学院大ク)の女子高生コンビは、金沢学院高校で3年間同じクラス。「学校と練習合わせて、1日12時間一緒にいて、休みの1週間ずっと一緒にいることもあります」(森)と、息の合った演技の秘密を明かした。