ショートプログラム(SP)3位の白岩優奈(15=関大KFSC)がフリー6位の127・13点を記録し、合計193・18点の自己ベストをマークも6位に順位を落とした。0・8点の加点を導いたルッツ-トーループの連続3回転ジャンプに始まり、演技終盤までは順調に演技。しかし、最後の3回転ループで転倒する痛恨のミスを犯してしまった。

 演技後の白岩はほほえましいエピソードを披露。前日17日から田村岳斗コーチに「スピンのレベルを取らないのはバカだ」と、取りこぼしをしないように諭されていたという。「私の脳みそは『(中が空洞な)ココナツジュース』と言われていて。ココナツジュースじゃないことを証明したかったので、スピンを頑張った」とニヤリ。3つのスピンは全て最高評価のレベル4と発奮が結果につながったが「そこで体力が削られてしまった」とバテてしまった最後を悔やんだ。

 前週のNHK杯に続いて連戦となったGP2戦目は、収穫の2日間となった。12月の全日本選手権に向け「1つ階段を上れた」と手応えを口にした。