初優勝を目指すIBMがパナソニックに辛勝し、3年ぶり2度目の決勝「ジャパンXボウル」への進出を決めた。

 IBMが接戦を制した。10-17で前半を折り返すと、前半終盤から投入したQBクラフトを中心に攻撃が活性化した。第3Q序盤に追いつくと、直後のキックオフでオンサイドキック。これを抑えて攻撃権を維持すると、同4分にQBクラフトの28ヤードTDパスで逆転した。第4Q序盤に同点にされたが、同5分42秒にQBクラフトが7ヤードTDパスを決めて、点の取り合いを制した。

 試合終了後、山田ヘッドコーチは「よっしゃー!」と叫んで、喜びを爆発させた。「第4Qが勝負だと言ってきた。リードされても、準備していたことを焦らずに出せた。(第3Qの)オンサイドキックが流れを変えた」と満足顔で振り返った。