ショートプログラム(SP)2位発進の坂本花織(17=シスメックス)がフリー141・19点の合計210・59点と会心の演技で、SP、フリー、合計の全てで自己ベストを更新し、2位に入った。合計点はこれまでの195・54点(17年世界ジュニア選手権)を15・05点も上回り、得点発表の際には「やった~!」「イエ~イ!」とガッツポーズで喜んだ。

 冒頭のフリップ-トーループの連続3回転に始まり、得意のジャンプを次々と決めていった。大きなミスはなく、演技後は万歳。リンクから引き揚げる際も笑顔が弾けた。

 GPデビューとなった10月下旬の第1戦ロシア杯は合計194・00点で5位。そこから国内大会で場数を踏みながら、調整を行ってきた。18年平昌五輪代表への大一番となる12月21日開幕の全日本選手権(東京)へ、1段、2段と大きなステップで階段を上がった。