高校総体3位の大阪桐蔭(大阪)が79-42で精華女(福岡)の挑戦を退けた。夏の高校総体1回戦で、99-52で勝利した大阪桐蔭が力の差を見せ、雪辱を許さなかった。

 第1クオーター(Q)を21-14で終えた大阪桐蔭は、第2Q開始から5分あまり得点できなかったが、第3QにU17・18代表候補のセンター竹原レイラ(3年)をコートに戻すと、3連続ゴールで勢いに乗った。竹原は合計22分25秒のプレー時間で21点を挙げた。

 森田久鶴コーチ(59)は「第2Qはファウルトラブルにならないよう、2ファウルの竹原をベンチに下げた。(同Qのチーム得点は)6点どまりだったが、周りがよく粘ってつないでくれた」と後半に結びついたプレーを評価した。

 「竹原はゴール下のポストプレーで力が出る。2、3戦目も(今日のように)やっていってほしい」と森田コーチは185センチのエースのさらなる奮闘に期待した。

 敗れた精華女の大上晴司コーチ(49)は「アウトサイドのディフェンスをハードにいったが、竹原選手に決められた。一枚上手だと思った」と脱帽。「永井選手(唯菜、3年)のリバウンドを止められず、勢いを与えた。リバウンドとルーズボールが取れないと、全国では通用しない」と反省しきりだった。