全国総体8強の飛龍(静岡)が70-61で高知中央を下し、初戦を突破した。

 第1クオーター(Q)、PG牛島宗揮(3年)が勝ち越しを狙い、ブザービートの3点シュートを狙うもリングに嫌われ、12-12で終えた。

 第2Q開始2分過ぎ、SG伊東潤司主将(3年)が連続で3点シュートを決めた。24-25で残り3分からPF奥村大翔(3年)がゴール下からねじ込みリードした。さらにPG金井星也(3年)と伊東主将の連続3点シュートが決まり、32-29でリードした。伊東主将は「試合前はすごい緊張したけど、1本決まるとホッとした。今日は調子よかったです」と自己最多タイの1試合8本の3点シュートを決め、チーム最多の30得点を挙げた。

 第3Q2分過ぎ、203センチのナイジェリア人留学生ジョセフネリー・ジュニア(高知中央1年)をマークしていた奥村が4つ目の反則をし、ベンチに下がった。中国からの留学生Cリュウ・ヤハオ(1年)を起用し、これがはまった。身長192センチで高さでは劣るがスピード勝った。ドライブでジョセフネリーを抜き去り、フリーになればミドルシュートを決め、この日16点をマークした。リュウは「簡単なシュートをしっかりと決められて良かった。守備は最初は悪かったが、修正出来て良かった」と笑顔を見せた。

 26日の3回戦では実践学園(東京)と対戦する。2回戦では岡山学芸館相手に101-68で100点ゲームを演じた。就任8年目でウインター杯初勝利を飾った原田裕作コーチ(34)は「今日は選手たちがガチガチだったので、次は落ち着いてくれると思う」と期待を寄せた。