昨年12月にドバイで行われたバドミントンのスーパーシリーズ(SS)ファイナル女子ダブルスで初出場初優勝した北都銀行(秋田)の米元小春(27)、田中志穂(25)が19日、秋田市役所で「秋田ふるさと市民賞」の表彰式に出席した。

 受賞を受け、米元は「秋田市や秋田県のたくさんの方に応援していただけることを当たり前に思わず、応援を力に変えていきたい」。田中は「たくさんの方々に感謝したい。もっともっと上を目指して、結果もそうですし、人としても成長していけるようにしたい」と語った。

 昨年は初めて日本A代表入りし、SS年間1位も獲得した。米元は「昨年はA代表に上がって、スーパーシリーズだったり、1年間を通し、戦う大会がすべて初めてでした。自分たちがどれだけ世界に通用するのかという挑戦の1年でした。自分たちの立ち位置を明確にできました」と飛躍の1年を振り返った。田中は「去年は世界へ出始めたばかりで結果も出しやすかったと思う。これから世界もマークしてくると思う。勝てるようにしたい」とさらなる飛躍を誓った。

 同賞は99年、市制110周年を記念し創設。これまでには、日本人女性として初めて世界第2位の高峰K2(8611メートル)登頂に成功した小松由佳さん、12年ロンドン五輪女子バレー銅メダルの江畑幸子が受賞している。米元は広島市、田中は熊本・八代市出身と、秋田市出身者以外では初受賞となった。