国際オリンピック委員会(IOC)は19日、2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪に個人資格で参加できるロシア選手の選定で、出場の可能性があるとして予備登録された500人のうち111人を除外したと発表した。残りの389選手も大会前のドーピング検査や過去に採取した検体の再検査で潔白を証明する必要がある。

 過去に違反歴のある選手らが除外の対象。参加を認定された選手の公表は27日以降になるという。AP通信によると、国旗や国歌を使用できない個人資格の「ロシアからの五輪選手」は約200人となる見通し。

 組織的なドーピングが発覚した2014年ソチ五輪のロシア選手団幹部や過去に違反に関与したコーチ、メディカルスタッフも対象で、コーチ51人とメディカルスタッフ10人も除外された。