バスケットボールBリーグ2部の山形ワイヴァンズが8日、特別指定選手として専大4年の秋山煕(ひかる)の加入を発表し、山形市内で会見を行った。今季シーズンが終了する6月末までの契約。来季からは正式契約に移行する予定だ。

 秋山は背番号33のユニホームを着用し、「ドライブからの切り崩しを見てほしい。若い力でハッスルして、チームをB1に上げたいと思っている」と力強く意気込んだ。チームは現在、15勝19敗でBリーグ2部東地区3位。「ルーキーとしてポジションを奪いたい。自分は体で覚えるタイプ。3日間あればチームの戦術も覚えられると思う」。ホームでの次節首位秋田ノーザンハピネッツ戦(10、11日・山形県総合運動公園体育館)から出場するつもりだ。

 B1、B2複数チームとの争奪戦を勝ち取ったジョセフ・クック・エグゼクティブコーチ(32)も「彼はポイントガード(PG)としてのIQが備わっている。(昇格して)B1で勝っていくには彼のような才能のある選手をチームに迎え入れないといけない」と高く評価した。チームとしても、B1で活躍する栃木ブレックスの田臥勇太、千葉ジェッツ富樫勇樹(24)に次ぐ、日本を代表するPGへの成長を期待。すでに8日から練習に合流している。