平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のドーピング検査でショートトラックの斎藤慧(神奈川大)が陽性反応を示した禁止物質のアセタゾラミドが、海外製コンタクトレンズの保存液に含まれていた可能性があると指摘があった件で、日本コンタクトレンズ協会は7日までに、同協会加盟の会社が製造、販売する全てのコンタクトレンズの保存液に、この物質が配合されていないことを確認したと発表した。レンズの消毒液にも含まれていないという。

 日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子副会長が1日、禁止物質を含む保存液が誤って体内に入ったことも考えられるため、調査していると明らかにしていた。暫定資格停止処分を受けた斎藤は意図的な摂取を否定している。