久光製薬が2季ぶり6回目の優勝を決めた。JTに3-0(25-14、25-21、25-20)のストレートで快勝。10日の第1戦でもストレート勝ちしており、連勝で王座に復帰した。

 第1セット、久光製薬はJTのサーブをカットして先制すると7連続得点で勢いに乗って先取した。第2セットは先行を許したが中盤に逆転。最終セットは1度もリードを許すことなく逃げ切った。野本梨佳(26)石井優希(26)の強打、岩坂名奈(27)のブロックなどが要所で決まり、JTにつけ入るスキを与えなかった。

 久光製薬は今季、レギュラーラウンド(8チーム3回戦総当たり)を21戦全勝の圧倒的な1位でプレーオフに進出した。上位6チームよる2次リーグでも快調に白星を重ねたが、最終戦でレギュラーラウンド2位のJTにストレートで敗れて今季初黒星。準決勝でトヨタ車体に連勝して決勝に進んだ。

 酒井新悟監督(48)の話 昨年のファイナルで(NECに敗れた)悔しさを、選手たちが一丸になって晴らしてくれた。(2次リーグで)JTに負けたときも苦しかったが、選手たちが自覚を持っていい練習をして強くなってくれた。