平昌五輪銅メダルでLS北見の藤沢五月(26)とSC軽井沢クの山口剛史(33)が、初優勝を飾った。

 決勝でチーム平田と対戦して、3エンド(E)までに5-0とリード。試合の主導権を握ると、そのまま9-2で押し切った。試合後は満員の観客席に向かって「ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべて、手を振った。

 これで世界選手権(4月、スウェーデン)の日本代表にも決まった。

 準決勝は吉田知、清水徹組と対戦して、10-7で勝利。五輪代表同士の激突は、藤沢、山口組が4エンド(E)終了で6-2とリード。しかし「もぐもぐタイム」で大好きないちごをほおばった吉田知が猛反撃。大6Eで6-6の同点に追いついた。

 続く7Eに藤沢、山口組が大量の4点を奪い、再びリードを奪うと、そのまま押し切った。

 五輪メダリスト対決を制した藤沢は「相手もいいショットをしてくるので、久々に緊張しました」とほっとした表情。敗れた清水徹は「点差がついても、あきらめなければ追いつけるのが混合ダブルスのいいところ。同点になってここからというところでミスが出たのが残念」と話した。