15歳の日本代表候補の田中力(15=神奈川・坂本中3年)が、中学最後の試合に臨んだ。Bリーグのユースチーム上位と海外招待チームで争われる「BリーグU15チャレンジカップ」が23日開幕し、田中はU15横浜ビー・コルセアーズのメンバーとして出場した。

 第1試合でU15千葉ジェッツと対戦し、田中はチーム最多の35得点を挙げ躍動し、102-76で勝利。第2試合では、韓国韓国のKBL10球団全てのチームが参加するU15カテゴリーの大会で優勝したU15ソウルサムスンサンダースにも90-53で勝ち、2連勝とし優勝に向けてはずみをつけた。

 第2試合序盤、田中はシュートがなかなか入らず苦戦。「そういう場面でこそパスをうまく回したり、ゴール下に攻めたりすることで切り替えられた。良い勉強になった」。第2試合でも32点を獲得した。

 現在はフィジカル強化に重点を置き、「海外の大きな選手に力負けしないように、バランスのいい食事をしながら筋トレをしている」とし「将来はNBA選手を目指して頑張りたい」と頼もしく言った。

 今大会が中学最後の試合となり、横浜のメンバーと一緒にコートに立つのも残りわずか。「ビー・コルセアーズのメンバーとこのまま優勝するので、優勝の仕方をつかんで楽しく終わりたい」と笑みを浮かべる。チームメートのケイン・ロバーツ(15)も「優勝したいし、(田中)力とのコンビは最高!」と笑顔。24日には滋賀レイクスターズU15と、昨年のU15選手権王者のFイーグルス名古屋U15と対戦する。