レバンガ北海道は、ともに今季ワーストとなる103失点、31点差で東地区首位の千葉ジェッツに惨敗し、連勝が2で止まった。第1クオーター(Q)に23点リードされたが、第2Q序盤に連続19得点。第3Q序盤に同点とする粘りを見せたが、終盤は息切れした。千葉の日本代表・富樫勇樹(24)らに翻弄(ほんろう)され、貯金が0に戻った。水野宏太監督(35)は「良い時と悪い時の差が大きすぎた」と顔をゆがめた。

 この2シーズンの千葉は、まさに「天敵」だ。NBL時代の3年間は10勝6敗と勝ち越したが、Bリーグが開幕した昨季は8戦全敗。この日の今季3敗目で、連敗は11まで伸びた。2年間の得失点差はマイナス225点にも達する。千葉の大野篤史監督(40)は「3Q以降は相手の足を痛めつけ、走り切れた。いいゲームだった」と満足そうに言った。

 今日1日も千葉と対戦する。今節はすでに4位栃木が2連勝を決め、連敗すれば、その差3ゲームまで広がる。指定席が完売するなど、チャンピオンシップ進出を期待しているファンのためにも負けられない。「今日はボコボコにされましたけど、明日(今日1日)はどんな内容でも勝つ。昨シーズンから勝てていない悔しい気持ちをコートで表現します」と主将の多嶋朝飛(29)。がむしゃらにボールを追い、勝利を引き寄せる。【中島洋尚】