バドミントン女子シングルス世界ランク2位の山口茜(20=再春館製薬所)が4日、富山・高岡市内で取材に応じ、所属先の再春館製薬所から次々と選手、スタッフが退部していることについて、「私の口からは何も言えないですけど、個人的には何も変わらずという感じです」と話した。

 今年3月末に吉富桂子コーチ、スパーリング担当の前田美順氏、1年目の選手今井莉子の3人が退部。さらに4月末には、末綱聡子コーチ、女子ダブルス福島由紀、広田彩花組の3人も退部と、この2カ月で計6人がチームを離れた。さみしかったりはするのか、との問いには、「まぁ…、そうですね。はい」と答えた。

 この日は同地で行われた日韓交流戦に出場。4月末のアジア選手権を右足内転筋の肉離れで欠場し、約1カ月ぶりの実戦復帰だったが、世界ランク8位の韓国選手に2-0で勝利した。「久しぶりの実戦だったが、しっかり勝ち切れたのでよかった。まだ100%ではないですけど、(コート)全面をカバーできているので大丈夫」と手応えをつかんだ様子だった。