日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題を受け29日、関東学生連盟が緊急理事会を開催し、日大アメフト部関係者の処分を決めた。

 処分の全文は以下の通り。

(1)宮川泰介 選手

 公式試合の出場資格停止(2018年度シーズン終了まで) 当連盟罰則規定第3条第1項(4)

 ただし、(1)本件につき反省文にまとめて当連盟に提出し、(2)規律委員会との面談で再発の危険が払拭されたことが確認でき、かつ(3)(1)(2)を踏まえて当連盟理事会で承認されることを条件に、出場資格停止は解除される。

 

(2)日大の監督・コーチ

ア 内田正人前監督

 除名 当連盟罰則規定第3条第1項(8)

イ 井上奨コーチ

 除名 当連盟罰則規定第3条第1項(8)

※ただし、除名は社員総会決議事項なので(罰則規定4条1項但し書き)、次回の社員総会における決議を条件として、除名の効力が発生する

ウ 森琢コーチ

資格剥奪(登録の抹消) 当連盟罰則規定第3条第1項(7)

 

(3)日大フェニックス(チームとして)

公式試合の出場資格停止(2018年度シーズン終了まで) 当連盟罰則規定第6条第1項本文、第3条第1項(4)

 

 ただし、(1)チームとして本件の原因究明を行い、それを踏まえて実効性のある再発防止策を策定・実施し、まだ抜本的なチーム改革・組織改革を断行して、(2)その内容(原因究明、再発防止策、及びチーム改革それぞれの概要)をチーム改善報告書として当連盟理事会に提出すること、その上で(3)十分な改善がなされたことが検証委員会(人選及び措置の決定は理事会で決定する)によって確認され、それを受けて当連盟理事会で承認されることを条件に、出場資格停止は解除される。