安倍晋三首相は1日、韓国・平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のフィギュアスケート男子で2大会連続の金メダルを獲得した羽生結弦(23=ANA)に国民栄誉賞を授与することを決めた。

 日本スケート連盟が発表した羽生結弦選手のコメントは次の通り。

 大変名誉ある賞をいただき、身に余る光栄です。

 私がスケートを続けていられることも、日本のフィギュアスケートがこれほど脚光を浴び続けていることも、フィギュアスケート界の偉人の方々がこれまで切り開いてくださったからこそだと感じております。そして、冬季競技として、今回の平昌五輪において、多くの方々の素晴らしい活躍があったからこそとも感じております。

 また、被災された方々からのたくさんの激励や想い、今まで一人の人間として育ててくださった全ての方々の想いがこの身に詰まっていることを改めて実感し、その想いが受賞されたのだと思っております。

 皆さまの期待を背負い、まだ続く道を一つ一つ丁寧に感じながら、修練を怠ることなく、日々前に進んでいきます。この賞が被災地やスケート界にとって明るい光になることを願っております。

 育ててくださった方々、いつも応援してくださっている皆さまに心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。