世界ランク12位の日本は同1位のブラジルに0-3(24-26、19-25、20-25)のストレートで敗れ、2勝3敗となった。ブラジルは4勝1敗。

 日本は第1セット、井手智(26=東レ)のレシーブや高野直哉(25=堺)のサーブが生き、大竹壱青(22=パナソニック)の巧みな攻撃などで24-23とセットポイントを奪い、ブラジルから07年以来のセット奪取のチャンスを迎えた。しかし、勝負どころでサーブミス、コンビミスなどで3連続失点し、逆転を許した。

 第2セットも立ち上がりに攻撃のコンビが乱れ、ブラジルの高いブロックに阻まれて最後まで点差を詰められず。最終セット開始早々には停電で試合が約30分中断するアクシデントがあったが、劣勢の流れは止められないまま。ブロックにつかまり、スパイクミスにで失点したところにサービスエースを決められるなど完敗した。

 ◆矢島久徳強化委員長の話 王者ブラジル相手に不要な失点から1セット目を取り切れなかったのが悔やまれる。今後、強豪チームに対してそういったところの改善が課題となる。

 ◆男子ネーションズリーグ 国際バレーボール連盟がワールドリーグに代わる大会として今年新設。16カ国が世界各地で週に3試合ずつ5週にわたって総当たりの1次リーグを戦い、7月4日からの決勝ラウンドには開催国のフランスと上位5カ国が出場し、優勝を争う。