競泳男子の小関也朱篤(=ミキハウス)が19日、欧州遠征から帰国した。17日の欧州グランプリ・モナコ大会では同100メートル平泳ぎ決勝で日本新記録の58秒78をマークして優勝を飾った。12年に北島康介氏がマークした58秒90を6年ぶりに0秒12更新した。小関は「予選で泳ぎの感覚が良かった。体は疲れていたが、スピードが出ている感覚があった。決勝では日本記録を狙ってみようと思った。出せる時に出したかった。夏のパンパシフィック選手権(ジャカルタ)アジア大会に向けて、いいレースができた」と振り返った。

 五輪2大会連続2冠のレジェンド北島氏のタイムをついに超えた形だが「たまたま北島さんが持っている記録ということで、あくまでも自己ベストが出たということで、そこがうれしい」と冷静に話していた。