ノルディックスキー・ジャンプ男子のレジェンド、葛西紀明(46=土屋ホーム)が28日、所属先の欧州合宿へ、成田空港から出発した。

 合宿はスロベニアを拠点に約3週間で今季の初飛びも行う。世界最多8度目の出場となった2月の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)ではノーマルヒルの21位が最高と結果を残せなかっただけに、22年北京五輪に向けて今季はジャンプ改良に取り組む。「ずっと悩んでいるアプローチ(助走路)のポジションを探したい」。今季から全日本スキー連盟はグランプリ、ワールドカップ(W杯)代表を記録会などを行い、実績より、現状の調子、能力などを考慮し、選出する方針。「自分のジャンプができれば問題はない」と強気に構える。