女子レスリング五輪3連覇の吉田沙保里(36)が8日、自身のツイッターで現役引退を表明した。「この度、33年間のレスリング選手生活に区切りをつけることを決断いたしました。ここまで長い間、現役選手として頑張ってこれたのも沢山の方々の応援とサポートのおかげです。みなさん、本当にありがとうございました」と報告。「また後日、改めてみなさんの前で引退のご報告と感謝の気持ちをお伝えしたいと思います」と続けた。

吉田は02年世界選手権で初優勝。女子レスリングが五輪に採用された04年アテネ大会から、08年北京、12年ロンドンと55キロ級で五輪3連覇を達成。12年には国民栄誉賞も受賞した。4連覇を目指した16年リオデジャネイロ五輪は53キロ級決勝で敗れて銀メダル。その後はテレビのバラエティー番組やイベント出演などを中心に活動。競技の第一線からは遠ざかっていた。