18年平昌五輪金メダルの小平奈緒(32=相沢病院)がついに負けた。37秒20で2位となり、女子500メートルの国内外での連勝が37で止まった。

16年3月12日のW杯ヘーレンフェイン大会で8位になって以来の敗戦。今季躍進著しいバネッサ・ヘルツォーク(オーストリア)が37秒12で優勝した。

16年10月22日の全日本距離別選手権から約3年もの間、負け知らずだったが、土がついた。先に滑った23歳の新鋭ヘルツォークは37秒12の好タイム。最終組の小平はプレッシャーがかかったのか、0秒08及ばなかった。

今季、ヘルツォークが迫ってきているのは感じていた。W杯では小平不在の3戦は全て優勝。昨年12月の第4戦は0秒06差と肉薄された。そして迎えた世界距離別選手権。これまで世代交代を許さなかった女王が、ついに後塵(こうじん)を拝した。