スピードスケートワールドカップ(W杯)最終戦は9日(日本時間10日)米ソルトレークシティーで行われ、日本男子の新エース新浜立也(22=高崎健康福祉大)が33秒83の世界記録をマークした。従来の記録を0秒28上回った。最も、その後、パベル・クリズニコフ(ロシア)が33秒61と新浜の世界記録をさらに更新して優勝。新浜は2位となった。世界記録は更新されてしまったが、日本記録は従来の加藤条治の34秒21を大幅に更新した。

183センチとスケールの大きな22歳は昨年10月に初のW杯代表の座を獲得。その後はW杯表彰台に立つなど活躍。同12月の全日本スプリントでも初の日本一に立つなど飛躍していた。

◆新浜立也(しんはま・たつや)1996年(平8)7月11日、北海道別海町生まれ。3歳からスケートを始める。別海野付中3年の全国中学500メートル6位。釧路商3年時に高校総体500メートル、1000メートルの2冠、全日本ジュニア選手権1000メートル優勝。高崎健康福祉大では昨季のインカレ500メートルで2連覇。家族は両親と姉、兄。183センチ、89キロ