フィギュアスケート男子で世界選手権4位となった宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が24日、フリーから一夜明けて会場のさいたまスーパーアリーナで思いを語った。

前日のフリーでは4回転サルコー、フリップの失敗が響き、3年ぶりに国際大会で表彰台を逃した。取材エリアではひどく落ち込んだ様子だったが「昨日の夜は落ち着いていた」。それでも、この日のエキシビションに向けて午前中にリハーサルを行い「エキシビションの練習でリンクにのると、悔しさからくる、いら立ちがあった」と正直な心境を口にした。

今は練習での成果が、6割程度しか出せない状況が続いているといい「『試合でもう1回やっていいですよ』って言われても、できる気がしない」。それだけに「足りないものは新しいジャンプじゃなく、今できることを試合で出すこと。みんなと同じ(練習での)確率じゃいけない」と自らに厳しい言葉をかけた。