フィギュアスケートの今季最終戦で2年に1度開催される世界国別対抗戦が11日、マリンメッセ福岡で開幕する。同日のショートプログラム(SP)に向け、男子は4大陸選手権優勝の宇野昌磨(21=トヨタ自動車)と、田中刑事(24=倉敷芸術科学大大学院)が公式練習に臨んだ。

宇野は昨季のSP「冬」の曲をかけての通しで、4回転フリップ-3回転トーループ、4回転トーループ、トリプルアクセル(3回転半)とジャンプを全て成功。フリーで挑戦する可能性がある、世界初の3回転半-4回転トーループもきっちりと決めた。

田中は18年平昌五輪でも使用したSP「メモリーズ」で滑る、最後の試合になる。曲をかけての通しではミスがあったものの、3回転半を成功させた。

SPは11日午後6時40分から行われる。田中は同7時19分、宇野は同7時59分に滑走予定となっている。