日本山岳・スポーツクライミング協会は21日、20年東京五輪代表選考基準を発表した。

8月の世界選手権(東京・八王子市)で、上位7位までに入った最上位選手1人は東京五輪に内定する。また、日本は開催国枠1枠を使った場合、最大で男女2人ずつが代表権を得られるため、もう1人は11~12月の五輪予選(フランス・トゥールーズ)、来年4~5月のアジア選手権(岩手・盛岡市)、同5月の複合ジャパンカップ(開催地未定)の3大会を経て、決まる。

東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで会見した同協会の合田雄治郎常務理事は「1人目は最も優位な選手を選び、2人目は五輪直前の優位な選手を選びたい」と話した。

スポーツクライミングは東京五輪で初採用された。男女とも参加選手は20人でスピード、ボルダリング、リードの3種目の複合で争う。24年パリ五輪の追加競技候補にも入った。