第1シードのノバク・ジョコビッチ(32=セルビア)が、男子最多8度の優勝を誇る第2シードのロジャー・フェデラー(37=スイス)に7-6、1-6、7-6、4-6、13-12のフルセットで下し2年連続5度目の優勝を果たした。ジョコビッチは4大大会通算16度目の頂点。

最終セットは12-12となり、タイブレークに突入。7-3でジョコビッチが制した。

「最もエキサイティングな決勝のひとつ。少なくとも3本の指に入る試合だった。歴史に残る選手と素晴らしい試合ができて誇りに思う。こういう試合はどちらか1人が敗者にもなる。お互い勝つチャンスはあった。12ゲームやった後のタイブレークはすごかった。タイブレークまでたどりつけて良かった。ロジャーがほかの人たちにも年齢を重ねても頑張れることを見せたいと話していたが、私も同じです」。ウィンブルドン5度の優勝はボルグらに並んだ。「4歳、5歳の少年だったころ、この大会はいつも出たい大会だと思っていた。トロフィーを掲げることを夢見ていた」。優勝をトロフィーを両手に抱えながら、インタビューに臨んだジョコビッチはと感無量の様子だった。