女子テニスで、世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が全米オープン2連覇に挑む。26日に開幕した4大大会、全米で大坂が明るい。3回戦で敗れた全仏、初戦敗退のウィンブルドンを「テニス人生最悪の期間だった」と振り返ったが、「今はもうテニスを楽しめている」と笑顔だ。

全仏後に1度、世界2位となり、本拠地とする米国で得意なハードコートのシーズンになった。重荷が少し降り「全米と次の日本での試合を前向きに見ている」。前哨戦2大会は連続8強。ともに準々決勝で敗れたが、1戦はS・ウィリアムズ(米国)、もう1戦は左ひざを痛め途中棄権。内容は悪くなかった。痛めた左ひざも、黒いサポーターをつけてはいるが「治りは早い。大丈夫」。1回戦で対戦する同84位のブリンコワ(ロシア)と、どのような試合ができるかがカギだ。(ニューヨーク=吉松忠弘)