22日に現地で交通事故に見舞われた本田真凜(18=JAL)は、SP59・20点で10位だった。

冒頭の3回転ループと3回転トーループの連続ジャンプは鮮やかに着氷。続く3回転フリップは2回転となったが、最後のダブルアクセル(2回転半)はきっちりと着氷した。演技後は両手で口元を押さえ、リンクを引き揚げる際には笑顔を浮かべた。

事故で打撲した右すねにテーピングを施しながら、情感豊かに演技。「最初のジャンプが決まっても一喜一憂せずにしようと決めていた。もう少したったら演技の悔しい部分が出てくると思う」と悔しさをにじませた。

事故による負傷具合については「首は痛かったけど、アドレナリンが出て他は痛みなく演技できた。明日は4分で不安はあるけど頑張りたい」と話した。また事故が原因で、大きな音や光りに敏感になっていたという。「前の選手の歓声でドキドキして不安になったけど、自分の声援は力になった。もっといい演技をして喜んでもらいたい」と、明日のフリーでは大声援を味方にする。