ウィザーズの八村塁(21)が敵地でのスパーズ戦で、NBA自身初のダンクシュートを成功させるなど、3試合連続2桁得点となる16得点、8リバウンド、3アシストを記録。「チームを助けられるようにとやってきている中で、少しずつチームにフィットしてきていると感じる」と、納得の表情だった。

試合開始から14秒、八村の豪快なシュートがいきなり炸裂した。左手でのドリブルでゴール下に持ち込み、右に持ち替えて片手でダンク。NBA3試合目で初のダンク成功となった。

第2クオーター(Q)の終盤にレイアップシュート、フックシュート、ジャンプシュートなど多彩に繰り出し、さらに終了間際にはこの試合2本目のダンクシュート。前半だけで12得点、6リバウンドを記録し、NBAでは初のブロックもマークした。

後半に入っても八村は大技を披露。第3Q残り3分34秒、味方の放った3点シュートは外れたものの、リバウンドボールをそのままダンクでたたき込み、「オフェンスリバウンドには力を入れている。(スペースが)空いていたので、飛び込んでダンクした」うなずいた。

チームは強豪スパーズと接戦を展開したが、あと1歩及ばなかった。八村は「試合内容としてはいい感じで持って行けて、最後まで粘り強く戦えた。ただ、最後に少し足りなかった」と悔しがった。

前日にはオクラホマシティーでのサンダー戦で、チーム最長の約35分間出場し、デビュー戦を上回る19得点を挙げていた八村。連戦による疲労については「なんとかします」と答えていたが、ダンクを連発して印象深いプレーを見せた。