バスケットボールBリーグの大河正明チェアマン(61)と1部東地区のレバンガ北海道で今季限りの現役引退を表明しているリーグ最年長選手の折茂武彦(49)が27日、Bリーグ・オールスター2020(20年1月18日、札幌・北海きたえーる)の開催PRのために札幌市役所の秋元克広市長(63)を表敬訪問した。

出場選手を決めるファン投票は25日に締め切られ、来月2日にBリーグ推薦と合わせて結果が発表される。10日の中間結果発表でB・BLACKチームのポイントガード・シューティングガード枠で1万8828票を獲得し1位だった折茂は「ちょっとまだ選ばれるかどうかなんともいえないところなんですけど」と前置きした上で「今年で最後なので選ばれればそういう意味でも自分自身も楽しみたい」と真冬の祭典に期待を膨らませた。

今季の折茂はリーグ全試合の約4分の1を消化した中、チームでは16試合中5試合の出場にとどまっているが、前節16、17日の千葉戦では2試合連続7得点と調子を上げてきた。リーグの大河チェアマンも現役27季目のレジェンドへの期待は高く「折茂さんを見たいという人が多いからファン投票で選ばれるんじゃないかと期待しています」と話した。

また表敬訪問後の取材で今季限りでの現役引退する折茂について問われた大河チェアマンは「折茂さんがここまでリーグを盛り上げた。まずはケガなく最終戦までやってほしい」とエール。また異例の社長兼任での選手生活やリーグ理事を務めた経験も評価し「Bリーグのアンバサダー的なことでリーグの全国的な発展に協力してもらえるようなそういうポジションを引き受けてほしいなと思っている」と、現役引退後にはリーグとしてポストを用意することも示唆した。