フィギュアスケート男子の羽生結弦が、SP首位から一夜明けた21日、最終グループ6人の公式練習に参加した。練習序盤から4回転トーループ、4回転サルコーを成功するなど状態の良さを感じさせた。

フリー「Origin」の曲かけ練習では、冒頭からループ、サルコーの4回転に着氷。さらに4回転トーループ、4回転トーループからの3連続ジャンプと3種4本の4回転ジャンプを、すべて成功させた。

その後は白いジャージーのジッパーを開けて、練習を再開。得意のトリプルアクセルでは白い服の裾を華やかに回転させながら、跳んだ。その後は気持ち良さそうにゆっくりスケーティングして氷の感触を確かめた。練習時間があと3分になったところで再びジャージーのジッパーを締めて登場。ステップなどを確認した。

前夜のSPは110・72点で首位発進。国際スケート連盟(ISU)未公認ながら“世界歴代最高”をマークしている。22日のフリーで最高のパフォーマンスを予感させる練習を見せた。

羽生は、22日の最終滑走(午後9時3分)で登場。4年ぶりの全日本で5度目の優勝に向けて出陣する。