「日本の未来とスポーツのセミナー~スタンフォード式 in 大阪2019」が21日、大阪市内で開催され、米スタンフォード大の教授や元ラグビー日本代表の広瀬俊朗氏ら13人の講師が順に登壇した。子どもの心身の成長やスポーツ指導に必要な考え方などを、それぞれの専門分野で講演し、約200人の参加者が熱心に聞き入った。

同セミナーは、人気作「スタンフォード式疲れない体」の著者で米スタンフォード大のアスレチックトレーナー山田知生氏らが中心となって、未来のスポーツや教育に必要な最新の情報を共有するために企画。今年4月には早稲田大で同じ趣旨のセミナーを開いており、この日は2回目の開催だった。

広瀬氏は「なんのために教えるか」と題した講演で、目標と目的の違いを挙げ「僕は目的にフォーカスしている」と語った。「例えば今年のW杯で日本の目標は8強だったが、目的は“憧れの存在になる”ことだった」。自身も代表の主将を務めていたときに「チームには目的や大義を伝えるようにしていた」と明かした。

最初に登壇した山田氏は「マインドセット~大人も学び直しの時代」と題して、現代に求められるリーダーシップについて講義。大人が子どもへの接し方を考え直していくべきとし、「家庭のリーダーは親、学校のリーダーは先生。どんなリーダーになりたいか、どんな未来を与えたいのか考えていきましょう」と呼びかけた。

このほか、なでしこジャパンのフィジカルトレーナー広瀬統一氏や、「スタンフォード式最高の睡眠」著者としても知られるスタンフォード大教授の西野精治氏らが講演を行った。