明成(宮城)は中村優夏(3年)が両チームトップの30得点を挙げる活躍で、長崎女に大勝した。安達美紀ヘッドコーチ(HC=40)は試合前「相手は関係なく、自分たちが3年間やってきたこと、球際をしっかりやっていこう」と指示。すると、第1Qから一体感あふれるバスケを展開し、前半を6点リードで折り返す。

後半さらに拍車がかかる。開始直後に中村が最初のシュートを決めると、そこから7連続得点。最後は36点差をつけ圧倒した。中村は「試合の最初から最後まで、積極的にシュートを打っていこうと常に思っていた」と振り返った。

ベンチから外れた3年生の考案で、約70人の応援団はサンタの帽子を着用し声援を送った。安達HCは「ご父兄も含めてバックアップ態勢も整い、子どもたちは思い切ってプレーできた」と手応えを感じていた。