6大会連続出場の開志国際(新潟)は松江商(島根)に93-49と圧勝で発進した。女子2回戦は今日24日に行われる。

開志国際は公式戦初先発のPG小野寺佑奈(3年)が攻守で躍動し、チームを圧勝に導いた。「ファーストブレークを意識した」と試合序盤から相手にしつこくプレッシャーをかけ続け、4スチール。得意の攻撃では積極的にゴール下に切り込み、12得点、3アシストを記録し、第1Q24-4と大差をつける原動力になった。

バスケットボールに打ち込める環境を求めて開志国際に入学。母智美さんも実家の北海道から新発田市に移住し、サポートをしている。「利き腕だけではだめ」とバスケットボール経験のある母のアドバイスも受け、小学校時代から左腕を使っての練習を続けた。今ではスピードに乗ったドリブルに加え、左腕からトリッキーなパスやシュートも放つ。

「メンバーに入れなかった仲間のため、ここまでサポートしてくれた母のために優勝して恩返ししたい」と力強く宣言した。今日24日の2回戦は明成(宮城)と対戦する。同じPGの木村真唯(3年)との“ダブルガード”で全国制覇に挑む。【小林忠】