日本卓球協会は6日、東京都内で記者会見を開き、東京五輪代表の男女各3人を発表した。シングルス代表は男子が世界ランキング5位の張本智和(16=木下グループ)15位の丹羽孝希(25=スヴェンソン)、女子は同3位の伊藤美誠(19=スターツ)9位の石川佳純(26=全農)が選出された

残る団体要員各1枠には、16位の水谷隼(30=木下グループ)、女子は平野美宇(19=日本生命)が選ばれた。五輪は水谷が08年北京大会から4大会連続の代表、丹羽と石川は12年ロンドン大会、16年リオデジャネイロ大会に続き3大会連続、伊藤はリオ大会から2大会連続出場となる。張本と平野は初代表となる。東京五輪で初めて実施される混合ダブルスは水谷と伊藤が選ばれた。

日本協会はシングルス代表について、今年1月2日発表の世界ランキングで男女とも日本勢上位2選手を選ぶとしていた。張本と伊藤は昨年11月の段階で1月時点で有効なランキングのポイントで日本勢2位以内が確実となり、東京五輪代表の選考基準を早々と満たしていた。残るシングルス1枠は男子は丹羽と水谷、女子は石川と平野が激しく争ったが、昨年12月のグランドファイナルの結果で丹羽と石川が代表入りを確実にした。

団体要員となる最後の1枠は男子が水谷と16年リオ五輪代表の吉村真晴(26=名古屋ダイハツ)、女子は平野とリオ五輪金メダルの丁寧(中国)に2連勝中の佐藤瞳(22=ミキハウス)らが争ったが、ダブルスを組むペアの相性などを考慮した結果、水谷と平野が選出された。