フィギュアスケート女子で19年12月の全日本選手権を制した紀平梨花(17=関大KFSC)が9日、過去最長となる約3週間の米コロラド合宿への出発前に、大阪・伊丹空港で取材に応じた。

標高が高い現地では3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)で組み込む予定の4回転ジャンプの精度向上や、スケート靴をピークに合わせる準備などを行うという。2月には4大陸選手権(ソウル)も控えており「3週間も同じところに行くのは初めて。3週間を充実したものにしたい」と笑顔を見せた。

年末年始は意外な? 行動で年を越したという。自宅で家族と過ごし「1人で上にジャンプして(午前0時)0分の瞬間に空中にいました。それまでに2回ぐらいジャンプして、ガーンと椅子にぶつかったり…」とニッコリ。気分転換はできた様子で、2年後に迫った北京五輪へ「オリンピックがどんな状況でも『あの時にこれができたから大丈夫』と自信を持って迎えられるようにしたい」と準備を進めていく。