世界ランキング5位の張本智和(16)の妹で、小学5年の美和(11=ともに木下グループ)が女子ジュニアの2回戦を突破した。

昨年7月に小学6年以下のホープスで王者に輝いた実力を発揮した。1回戦では高校生を相手に3-1で勝利。2回戦も3-0でストレート勝ちし、3回戦に進んだ。「ずっと緊張してた。1回戦は両足のふくらはぎがずっと震えてた。2試合目は慣れて、しっかりできた」と振り返った。

前回大会と比べ身長は10センチ伸び、156センチになったという。「エッジのボールは身長が伸びたから取れるようになった。体力もついたし、バック(ハンド)も強くなった」と成長を実感している様子。

昨年12月30日には、東京オリンピック出場が内定した兄と試合をし、10-10からの2点先取マッチで3-4と健闘したという。「目標の選手。オリンピックはすごい。自分もそこまでいきたい」と力を込めた。

今大会では小学生ながら女子シングルスにも出場する。「小さいけど、あきらめずにやりたい」と意気込んだ。【南谷竜則】